サッカーW杯に思うこと(3)

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日本代表のW杯敗退が決まりましたが、サポーターが批判をするならば当然の権利だとは思います。
(本当のことを言えば、ブログやTwitterには決して書けない思いを抱えています。)

しかし、サッカー嫌いな人達(個人だけでなくマスコミも含む)や海外サッカー愛好家がここぞとばかりに日本代表やサッカー界を中傷しているのは醜いと思います。

評論家やマスコミは選手を批判する立場であり、あえて厳しいことを書かなければならないのは理解できますが、『エルゴラッソ』以外のスポーツ紙の見出しは中傷めいていると思います。

6月28日時点で私の手元にある『日刊スポーツ』26日号の一面は「日本サッカーやり直し」で、同じ日の『エルゴラッソ』の一面は「日本の挑戦は終わらない」と書いてあります。

両紙の見出しの意味は同じですが、言葉使いによって受ける印象は異なります。

もちろんスペイン、イングランド、イタリアなどの代表が敗退した国のマスコミも代表を厳しく批判しているとは思いますが、敗戦を理由にプレーとは関係ない個人攻撃や誹謗中傷が許されてはならないと思います。

建設的な批判は必要ですが、誹謗中傷や人格否定が選手を強くするとは考えられません。
特に、「日本サッカー滅亡」と書いた有名夕刊紙の報道には「悪意」しか感じません。

有名夕刊紙はJFAやJリーグ寄りでない立場だから「本音」が書ける立場だとはいえ、サッカーを貶めて野球を持ち上げるのは建設的な批判だとは思えません。

競技に貴賤がないのは理解はしていますが、有名夕刊紙の記事のように、サッカーが滅びることにより将来の選手候補生である子供達がサッカーをやめて野球を始めるなんて、野球に都合の良い結果になるとは思えません。

有名夕刊紙は決して野球界全てに甘いわけではなく、巨人や阪神などのプロ野球にも厳しい記事を書いていますが、サッカーが滅びるのを願うことはメディアの品位や中立性に欠けると思います。

決して選手を甘やかしたり、選手に甘い言葉を吐くべきだとは思いませんが、人間としての礼儀と敬意は必要だと思います。

また、サッカーを理由に渋谷などの繁華街で騒いで迷惑をかけるような人がサッカーから離れるのは「歓迎」しますが、サッカーを好きになったばかりの初心者や子供達の気持が離れてしまうのが心配になります。

昔のW杯で、帰国した日本代表選手に水が掛けられたことがありました。
選手への厳しい対応は必要ですが、敗戦を理由に選手や家族が嫌がらせを受けない事を願っています。

20年前、オウンゴールの責任を問われたコロンビア代表選手がサポーターに命を奪われたことがありました。
他の国(主に南米)でも、サッカー選手や家族が誘拐事件に巻き込まれ、時には命を奪われることがあります。

それらの事件について、「さすがサッカーの本場」「選手を厳しい目で見ている」「サッカーを見る目が肥えている」という書き込みを一部サイトで見かけましたが、悪質な事件を正当化するのは人として残念だと思います。

あるイングランド代表ファンが以下のような内容の横断幕を挙げていました。

☆リオデジャネイロまでの航空券£1200(20万円)
☆W杯の雰囲気を堪能£2000(34万円)
☆宿泊費£2000(34万円)
☆ブラジル到着時にイングランドの敗退が決まっていた プライスレス
pic.twitter.com/5nKuh6iVo7

イングランドは残念な結果になりましたが、この横断幕に悪意は感じません。

サポーターがブラジルに到着した時にイングランドの敗退が決まっていたことを批判した内容ですが、有名クレジットカード会社のCMのパロディのため、ユーモアを感じました。

イングランドサポーターの総意でないのは分かっていますが、強豪国のサポーターは汚く、厳しい言葉をぶつけるものだと思っていました。
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by red_primrose | 2014-06-28 11:30 | スポーツ